2008年9月14日日曜日

JSB

息抜きにコンサートを聴いてきました。
第10回記念福岡古楽音楽祭の、昨13日に開かれた「グランドコンサート第2部」です。
場所はアクロス福岡シンフォニーホール。
曲目はすべてJ.S.バッハで
1. ブランデンブルク協奏曲Nr.1
2. ブランデンブルク協奏曲Nr.3
3. 管弦楽組曲Nr.2
4. ブランデンブルク協奏曲Nr.5
5. 管弦楽組曲Nr.4
という構成。
楽器はすべて古楽器。少し小さめの優しい音が鳴りました。
見慣れない楽器もたくさんあるわけでして、たとえば"violino piccolo"(小さなヴァイオリン)とか"basse de violon"(つまりチェロ)とか。
個人的にびっくりしたのがラッパ隊と肩乗せチェロ。
ラッパはホルンとトランペットを、二人の奏者がそれぞれ持ち替えていましたが、それがなんとシリンダー無の自然倍音ラッパなんです。音程が吹き分けられるだけでびっくりしてる所に、トリルも鳴らす。いやはや。
肩乗せチェロ――violoncello da spalla――というのはここ数年の間に発掘が進んでいる、まだ世界に数本しかない古楽器ということです。Dmitory Badiarovという方が復元製作・演奏していて、今回はご本人も演奏に参加。音量には劣るものの、ヴァイオリン・ヴィオラと軽快なコンビネーションを見せました。
あとは34歳のチェンバロの早弾きがきれいだったなぁ……。
東京でもっと聴きたい古楽です。